しあわせ日記

心配事や不安を書く

 「なぜ、「書く」だけで、心の不安やストレスが片づくのか?」(ライフハッカー)より、
 心理学では、大量の雑念に意識を奪われ状況の変化に気がつかないような状態を「マインドレス」といいます。“心ここにあらず”の状態と表現してもよいでしょう。
 高い集中力と心の豊かさを同時に実現させるためには、雑念がなくシンプルに目の前のことに集中でき、危機回避能力が高まる「マインドフル」になることがポイントです。

 私は、頭を整理してマインドフルになるための現実的な方法が「書く」ことだと実感しています。ぜひ、あなたもマインドレスな心をつくり出す心配事・不安を紙に書き出して見てください。書き出すだけで、マインドフルになっていくはずです。
 『心ここに在らざれば、視れども見えず、
  聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず』 「大学」

 幸せになるためには、今を大切にすることが大事です。
 幸せは「今、ここ」にあるのですから。
 そして、今ある一つの幸せを大切に、味わえるといいのです。

 今を大切にできないのは、将来の心配事や不安があるからかもしれません。
 それらを紙に書き出してみることで頭を整理できれば、心も落ちついて今目の前のことに集中しやすくなるのでしょう。

 「繊細さんは自分が育つとき「アウトプット」がふえる」(ダイヤモンド社)より、
 書くことは、自分の気持ちや考えの存在を認めていく行為です。
 書き出されたものを目で見て、「そうか、そう思ったんだね」と肯定することでもあるのです。書くことは、自分で自分の話を聞いてあげるということ。自分とのつながりが強くなるのです。
 自分の心の状態や働きを書き出すことは自分を知ることになり、それを受け入れることで自分とのつきあい方も良くなるのではないでしょうか。
 自身の心の働きを幸せになれるように変えていけると、なおいいでしょう。

 書いて考える方法は、多くの人が推奨・実践していることです。
 たとえば、斎藤茂太さん、池谷裕二さん、野口健さん、岡本浩一さん、松岡修造さん、中村俊輔さん・・・。

 あくまでも自分のために書くのです。人に見せるものではありません。
 自分を育て、幸せに(暮らせるように)なるために書くのです。
 また書き残しておくことで、自己の成長を確認できるのではないでしょうか。
 あの頃に比べたら自分は進歩した、ときっと思えるでしょう。



   

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