読書日記

  ノートをとる

 『上達の法則』(岡本浩一)より、
 ある程度、コンスタントに練習するようになれば、どんな形でもいいから、記録やメモをとったりする工夫を始めるべきである。

 まず、ノートをとるためには、何時間か後にノートがとれるように覚えていなければならない。
 また、当然ながら、ノートは、反復練習を可能にする。

 大切なことは、まず、ノートをとり始めることなのだ。
 ノートをとっているうちに、次第に、自分なりの書き方の工夫が出てくるものなのである。
 本気で上達したいのなら、研究熱心さが必要なのだと思います。
 それを実現する方法の一つが、ノートをとることなのでしょう。

 ノートに書くためには、書くことを見つけなくてはなりません。それだけ自分の行いに目を向ける必要があります。
 その中から、自分の問題点や課題に気づくことが上達への第一歩になるでしょう。
 自分の問題への対策を考え、課題を一つ一つ克服していくことが上達への近道なのだと思います。
 自分の課題と対策を意識してやるのと、ただなんとくやるのとでは、大きな違いが生まれるでしょう。

 悩みや問題を解決するために、紙に書いて考える方法をおすすめしています。
 上達のためのノートをとる際にも参考になるのではないかと思います。

 また、日記のようによかったことやうまくできたことや上達を感じられたことなど、いいことを書くようにしたほうがいいのではないでしょうか。

 プロと言われる人の中には、ノートを事細かく長年に渡って書いている人がたくさんいます。
 たとえば、サッカーの中村俊輔選手は高校の時からずっとサッカーノート(俊輔ノート)をつけています。
 米大リーグのシリング投手は試合中のベンチの中でもよくノートをとっています。
 お笑いタレントの人の中には、ネタ帳という言われるノートを書いている人がたくさんいます。

 ノートの書き方にこだわることはないと思います。はじめは思いついたままに書けばいいのです。とにかく始め、続けることが大事なのでしょう。
 続けていく中で、工夫して自分なりの書き方になっていくのだと思います。

 一つのことに上達するために、ノートを書く、書き続けるために、一番必要なのは「上達したい」という熱意のような気がします。
 ふつうの人がそこまでできないのは、熱意が足りないからではないでしょうか。



   

次の日の日記

上達の法則』岡本浩一

ホームページ