しあわせ日記
12月18日(月) 問題はひとつずつ解こう
『海馬』(池谷裕二・糸井重里)より、
問題を背負いこんでしまいがちな人は、解決するべき問題をひとつずつ紙に書いてみるといいかもしれません。
問題をひとつずつ明らかにして、ひとつずつ個別に解いていけば、きちんと解決することができる場合がほとんどですから。
脳は達成感を快楽として蓄えます。人生においてやりかけのことだけが募ってくると、達成感は生まれてきません。達成感を生むためには、小さい目標を設定して、ひとつずつ解決していくといいのではないでしょうか。
いくつかの問題をまとめて考えてしまうと、問題が複雑になり、さらに悩ましくなるだけで、解決が難しくなってしまいます。
実際には、「一つ一つ考える」ことが重要です。
すごく悩ましくなった時には、「紙に書いて考える」ことをおすすめします。
紙に書き出すことが、問題を整理し、問題を一つ一つに分けて考えやすくなります。
やらなきゃいけないことがいろいろ残っていると思うと、憂うつな気もちになります。無意識のうちに憂うつな気もちを紛らわそうと、余計なことをしてしまいがちです。
時間とパワーを浪費するだけで、問題は残ったままでは、さらに憂うつになってしまいます。
そんな自分に対して、自己嫌悪に陥ってしまうと、大きな問題を追加してしまうことにもなります。
やるべきことがいろいろあっても、一時にできることは一つだけです。
また、大きい問題も今できる小さい一つのことの積み重ねでできるのです。
問題があっても、今できることをやって少しでも前進しているのなら(心に)問題はないのです。
問題があって、今何もしていないから、イライラしたりあせったり憂うつになったりするのではないでしょうか。
小さいことでもやり終えれば、それなりの達成感があります。その達成感が安心感ややる気や自信につながるのだと思います。
ですから、小さい目標を設定して、ひとつずつ解決していけるようになれたらいいのではないでしょうか。