しあわせ日記

  悩みを抱えた時の幸せになる考え方

 何か問題を抱えて悩んでしまった時には、はじめにその問題への対応の方針を決めることができるようになるといいでしょう。
 「まず方針を決めよう」「この問題にはどの方針がいいだろうか?」と考えるように心がけてみてください。

 ほとんどの問題は、次の3つの中から対応の方針を選べるでしょう。
1.「その事・その問題は、考えないようにしよう」(問題化しない)
2.「動いて解決を目指そう
3.「じっくりと考えて解決を目指そう」

 方針がはっきりすれば、それに沿った考え方もしやすいでしょう。
 ここでは、「じっくり考えて解決を目指すための幸せになる考え方」を紹介します。


│ 問題に対する心の姿勢を変える


 問題の解決を目指すのは当然ですが、もう一つ大事なのは、できるだけ苦しまないことです。
 「あまり苦しまないように、よく考えよう」と心がけられるといいでしょう。

 ただし、それがすぐにうまくできるとは限りません。
 「心がけを続ければ、少しずつできるようになる」と考え、「悩み苦しまない自分になろう」というもう一つの目標をもつことをおすすめします。
 そうすれば、「(この問題から)何かを学び、自分を育てるために役立てよう」「(この問題も)自分を育てるいい材料」のようにも考えられるのではないでしょうか。
 このように、問題に対する心の姿勢が変わるだけでも、少しは心が落ちつき、いい考えがしやすくなるでしょう。


│ あまり苦しまないようになるために


 悩みを抱えることは誰にでもあります。
 その際に、ただ嘆いてばかりいたり、人への不平不満を思うだけだったり、自分を責めたりするのは不幸になる考え方です。
 「悩みがあるのは当たり前(あってもいい)」と考え、「悩み」を自分の「問題」として、幸せになる考え方を心がけることが大切です。
 まずは、「あまり苦しまずに、よく考えよう」「(時間をかけて)落ちついて考えよう」のように考えられるといいでしょう。

 問題を抱えた時には、その問題について「考える時間」と「考えない時間」を分けることが大事です。
 「考える時間」には集中して考える、それ以外の時間にはその問題についてはあまり考えないようにして今の生活を大切にすることです。

 集中して考える方法としておすすめするのは、「紙に書いて考える」ことです。
 紙に書いて考える時間は集中して考えることができます。それ以外の時にはその問題を考えないように心がければ、悩みによる生活への悪影響も小さくすることができるでしょう。

 また、一つの問題を考え続けるとつらくなってくることもあるでしょう。
 悩ましくなってきたら、「(ちょっと待て。)考え過ぎかな?」と自問できるようになるといいでしょう。
 考え過ぎだと気づいた時には、考えるのを少し休んで、できれば気分転換をしたり何か愉しめる時間を挟んで、「休み休み考える」のがいいでしょう。
 あまり苦しまないように考えることが、自分にとって重大な問題を、よく考えるためにも大事なのではないでしょうか。


│ よく考えられるようになるために


 すごく悩むような重大な問題は、よく考えたほうがいいでしょう。
 「よく考える」ことも、一つの能力と考えられます。能力は努力すれば向上させることができます。
 「よく考える能力」が向上すれば、あまり苦しまずに、いい解決ができるようになれるでしょう。
 その能力は、今後の人生においても役立つものになるでしょう。

 考える能力と言っても、いろんな考え方があります。
 たとえば、
 ◇堂々巡りはやめよう
 ◇いろんな所を探し回りながら考える
 ◇先の先を考える
 ◇人の気もちを考える
 ◇自分の気もちを大切にする
 ◇選択・決断で迷った時の幸せになる考え方
 ◇人に相談する

 このような役に立つ考え方を一つ一つ、自分なりに工夫しながら、身につけていけばいいのだと思います。
 考え方のパターンが増えれば、それだけ様々な問題にうまく対応できるようになれるでしょう。

 基本的には、幸せになる考え方を心がけることだと思います。
 自分の心を大切にした考え方ができるようになることが大事です。


│ 考えない時間の過ごし方


 悩みを抱えた時には、その問題を「考えない時間」の過ごし方も大事です。
 「やるべきことをやる」「今やることに集中する」「幸せを感じる時間を意識してつくる」のようなことです。

「やるべきことをやる」
 やるべきことがある場合には、そのことに「集中しよう」「何か工夫してみよう」「愉しもう」などと考えられたら、と思います。
 一つの悩みのせいでやるべきことをちゃんとやらないと新たな問題を生んでしまい、さらに悩むことになってしまいます。

「今やることに集中する」
 悩みや問題が頭からなかなか離れず、ついついその事を考えてしまって悩ましい時間を過ごしてしまうことがあります。
 そんな時には、「今だけは」という考え方をおすすめします。

幸せを感じる時間を意識してつくる」
 自由な時間には、好きなことや愉しめることや夢中になれることなどの気分がよくなれることをやるように心がけるのがいいのです。
 悩んでつらい時ほど安らかな時間や愉しめる時間を持つことが必要なのです。そうしないと心が(体も?)まいってしまう心配もあります。心身の調子が悪くなってしまっては、生活を愉しむことがさらに難しくなってしまいます。

 考えないようにしようと思っていても、ついその問題を考えてしまうことはあるでしょう。
 その問題を考えているのに気づいたら、「今はこの事を考えるのはやめよう」「あとで(考える時間に集中して)考えよう」などと、その考えをストップできればいいのです。
 続けて、「やるべきことをやろう」「今やることに集中しよう」「今を愉しもう」「少しでも幸せを感じよう」「何かいいことを始めよう」などと考ることができれば、“いいきっかけ”にできるのではないでしょうか。

 その事を考えて気分が悪くなっている場合には、うまく気分転換ができるといいでしょう。
 悩みや問題を抱えていても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいでしょう。
 それが、いい考え、いい解決にもつながるのではないでしょうか。


│ 幸せになるために


 幸せに暮らせるようになるためには、幸せに過ごす時間が必要です。
 そのためには、悩む時間をできるだけ減らすことが大事です。
 いちばんいいのは、できるだけ問題化しないことです。

 もちろん、自分にとって重大な問題はよく考え、解決を目指したほうがいいでしょう。
 ただし、完全解決は求めずに、「ある程度よくなったら、それでよしとする」ことができるようになれたらと思います。
 そのためには、多少のことは目をつぶる、少しは我慢するというようなことも必要でしょう。
 完全解決を求めると、いつまでたっても問題は解消せず、悩みや問題が増える一方ではないでしょうか。

 また中には、解決できない問題もあります。
 そういうものは、「慢性的な問題としてうまくつきあっていこう」と覚悟したほうがいいのではないでしょうか。

 人生には限りがあります。一日も限られた時間しかありません。
 「悩みや問題の解決に時間を費やすよりも、自分が幸せになれることに時間を使ったほうがいい」というのが、幸せになる考え方の基本の一つです。
 悩む時間を少しでも減らし、その分自分が幸せになれることをやれるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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