しあわせ日記
一つの不幸ですべてを塗りつぶさない
11月28日が誕生日の宇野千代(1897年生まれ)の言葉。
『私たちは不幸なことと幸福なことを混同して、一つの不幸があると、
その不幸で凡てのことを塗りつぶして了います』 宇野千代
誰の人生にも、多かれ少なかれ、大きかれ少なかれ、不幸なことはあります。
大きい不幸なことがあると、生活全体が不幸になりがちです。そのことを考えると不幸な気もちになります。それが暗い気分として残ります。気分が暗いと、幸せになれる考えや行動がしにくくなり、不幸になる考え方をしやくなります。ついその不幸について考えてしまうことになり、悪循環になってしまいます(不幸の悪循環)。
不幸なことがあっても、その不幸を自分の心の中で必要以上に大きくしないことが大事です。
そのためには、まず現実を受け入れることで少しでも心を落ち着けられるといいでしょう。
そして、その不幸に関する問題と関わらない時を少しでも幸せに過ごせるように心がけることです。
また、不幸を長引かせないように、過ぎたことでくよくよしないようにできるといいでしょう。
さらには、(時間をかけてでも)不幸を幸せに変えられると、なおいいでしょう。
誰でも幸せと不幸をもっているのだと思います。一つの大きい不幸があっても、自分がもっている幸せは変わらずにあるはずです。
不幸を数えて暮らすより
幸せを数えて暮らそう
できるだけ不幸にならないように心がけ、問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。