「幸せになる方法」実践講座

第10講 悩みや問題があっても幸せに暮らせるようになるために

第4週 問題と関わらない時を幸せに過ごす

 大きい悩みや問題があっても、そのことを一日中考えていたら、疲れてしまうでしょう。それでは、いい考えもできないでしょうし、心身に問題が起きてしまうかもしれません。
 その問題について「考える時間」と「考えない時間」をうまく分けることができたほうがいいでしょう。
 そのためには、「休み休み考える」ことを心がけてみてください。

 問題を「考える時間」には、落ちついてじっくりと集中して考えたほうがいい、というのが前週でした。
 今週は、「考えない時間」をどう過ごすか、ということです。

 やるべきことがある場合には、そのことに「集中しよう」「愉しもう」などと考えられたら、と思います。

 「今だけは」という考え方が役に立つかもしれません。

 一つの悩みのせいでやるべきことをちゃんとやらないと新たな問題を生んでしまい、悪循環に陥ってしまいます。

 自由な時間には、好きなことや愉しめることや夢中になれることなどの気分がよくなれることをやるように心がけたほうがいいでしょう。
 悩んでつらい時ほど、愉しめる時間や安らかな時間を持つことが必要なのではないでしょうか。そうしないと心が(体も?)まいってしまう心配もあります。心身の調子が悪くなってしまっては、幸せに暮らすことがさらに難しくなってしまいます。
 少しでも愉しむ時間や安らぐ時間を習慣としてもつようにすれば、自然に気分転換や心身の回復ができ、問題解決のためにパワーを使うこともできるのではないでしょうか。

 考えないようにしようと思っていても、ついその問題を考えてしまうことはあるでしょう。
 その問題を考えているのに気づいたら、「今はこの事を考えるのはやめよう」「あとで(考える時間に集中して)考えよう」などと、その考えをストップできればいいのです。
 続けて、「やるべきことをやろう」「今を愉しもう」「何かいいことを始めよう」などと考ることができれば、“いいきっかけ”にできるのではないでしょうか。
 その事を考えて気分が悪くなっている場合には、うまく気分転換ができるといいでしょう。

 問題と関わらない時間を少しでも幸せに過ごせるようになれば、自分の心の中での問題を大きくせずに、落ちついて考えられるようになるでしょう。
 解決できる問題は早めに解決してスッキリできればいいでしょう。
 (すぐには)解決できない問題があっても、心の中の苦悩は(ある程度)解消できるのではないでしょうか。

 悩みや問題があっても、それなりに幸せに暮らせるようになれたら、と思います。


   

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