しあわせ日記
運命を愛する
10月15日が誕生日のニーチェ(ドイツの哲学者/1844年生まれ)の言葉。
『人間の偉大さをはかる私の方式は、運命を愛することである。
過去においても、未来においても、
永遠に一つの事実をも変えようと望まぬこと。
ただ必然のもとに耐えるばかりでなく……
またこれを愛すること』 ニーチェ
人生には“運命”と思えるような変えようのない事実もあります。
それが自分の思い通りに変わらない限り幸せにはなれない、と思い込んでいては不幸な生活・人生を送ることになってしまうでしょう。
『よく覚えとけ。現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない』 立川談志
今の自分には変えようのない現実をただ嘆いたり、不平不満を思ったりしていても、つらい気もちになるだけです。
『どうぞ私に与えてください……
変えられないものを受け入れる落ちつきと
変えられるものを変える勇気と
その二つの違いを見ぬく知恵を』 ラインホールド・ニーバー
変えようのないことは、まずは現実として受け入れることで、心を少しでも落ちつけられるといいでしょう。その上で、自分にも得られる幸せを求めることが大事でしょう。
自分で変えられると思えるのなら、勇気をだして変える努力をすればいいのでしょう。
いずれにしても、今の現実を受け入れ、さらには今の現実を愛せるといいのでしょう。
愛するためには、まず今の現実に関心をもち、自分の生活・生き方を考え直してみてはどうでしょうか。
今の生活・生き方の中にあるいい所(幸せ)に目を向け、少しでも好きになれるといいでしょう(愛の基本「美点に目を向ける」)。
さらには、自分の生活・人生を少しでもよくする努力ができるようになるといいでしょう(相手の繁栄を願う)。