読書日記

  魂の平和な隠家

 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)より、
 君はいつでも好きなときに自分自身の内にひきこもることが出来るのである。実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠家を見出すことはできないであろう。
 私のいうこの安らぎとはよき秩序にほかならない。であるから絶えずこの隠家を自分に備えてやり、元気を回復せよ。そして(そこには)簡潔であって本質的である信条を用意しておくがよい。
 悩み苦しんだとき、すごくつらいとき、傷ついたとき、疲れたときなど、自分を助けるために、自分自身の内にひきこもることがあってもいいのでしょう。
 外界からの課題や責務をシャットアウトするとともに、心の内からの不幸になる考え方をストップできるといいのだと思います。

 そして、心の乱れを鎮め、心の平和(穏やかな心)を取り戻すことができるといいのでしょう。
 そのために心静かな時間をもつことができるといいのではないでしょうか。
 そうすることで、心身が回復すれば、また前向きになれるのだと思います。

 幸せになるための信条の一つに、「自分を大切にする」ことを加えてみてはいかがでしょうか。



   

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