読書日記

  他者への慈しみ

 PHP12月号の特集は『悩みから抜け出す 心がぶれない生き方』。
 草薙龍瞬さん(僧侶・興道の里代表)は、
 人生の指針となる心がけとはどういうものか。
 それは〈慈しみ〉――自分の家族、友人、縁ある人々、これから出会うだろう人々、この世で生きているすべての命に「幸せでありますように」と願う心です。
 自分以外のだれかの幸せのために命を活かしなさい、それが一番の幸福への方法ですよ、と説くのです。
 人生の指針となるものは、人それぞれに、いろいろあっていいのだと思います。
 それを心がけることで、自分が幸せに生きられると一番いいのではないでしょうか。

 幸せに生きる方法の一つが他者の幸せを願う「慈しみ」の心をもつように心がけることなのでしょう。
 まずは、自分の家族や友人などの幸せにしたい人の幸せを願うことから始めればいいのだと思います。
 さらには、幸せを願う(愛の)対象をひろげていけると、なおいいのでしょう。
 「みんなが幸せになれますように」と願うのもいいでしょう。

 他者の幸せを心から願えば、自分で相手を幸せにしようとしたくなるはずです。人を幸せにすることは、自分が幸せになる方法でもあるのです。
 人を幸せにすることで得られる幸福感の質は、高いように感じます。人の役に立てる幸せは、自分の存在価値にもつながる、良質なものです。「自分だけが幸せでいいのか?」という、やましさのない幸せでもあります。慈しみや愛の心をもって生きるのは美しい生き方だとも思います。
 人を幸せにすることが究極の幸せになる方法なのかもしれません。

 他者を幸せにすることに自分の命を活かせるようになれば、きっと自分も幸せに生きられるようになるのではないでしょうか。



   

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