「もし安らかにすごしたいならば、多くのことをするな」という。こういったほうがよくはないだろうか。「必要なことのみせよ。また社会的生活を営むべく生まれついた者の理性が要求するところのものをすべてその要求するがままになせ。」心安らかに、幸せに暮らせないとしたら、多くのことをやりすぎているのかもしれません。
我々のいうことやなすことの大部分は必要事ではないのだから、これを切り捨てればもっと暇ができ、いらいらしなくなるであろう。それゆえにことあるごとに忘れずに自分に問うて見るがよい。「これは不必要なことの一つではなかろうか」と。
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