読書日記

  リラックス法

 『リラクセーション』(成瀬悟策)より、
 不要・過剰な緊張が低下するように筋群を弛めることをリラクセーションといいますが、自分で弛める場合と、他者が弛める場合の2つがあります。
 さらに両者の中間として、諸種の体操、ジョギング、競技などのようにひと汗かくことでリラックスする方法、他者暗示・他者催眠などによってリラックスするイメージを体験する方法などがあります。
 ここでの自分で弛めるリラクセーションとは、「ジェイコブソンの漸進弛緩法」「シュルツの自律訓練法」「成瀬の自己コントロール法」などの専門的なものだそうです。
 他者が弛めるものとしては、按摩・鍼灸、マッサージ、温湯浴、温・冷湿布、筋弛緩剤・精神安定剤などが挙げられています。

 習慣的な緊張による慢性的な張りや凝りなどについては、軽度のものは自分でできるリラックス法もあると思いますが、重度の場合には専門的なリラクセーションが必要なのかもしれません。
 また、習慣的な緊張による症状の場合には、習慣的なリラックス法の実践が必要でしょう。

 一時的な緊張の場合には、「少し力を抜こう」と心がけたり、「からだをほぐそう」と考えて肩の上げ下げのような軽い体操やストレッチをするだけでも効果があることも多いと思います。
 自分の緊張や凝りやかたさに早めに気づいて、その都度対処できるようになるといいのだと思います。

 人それぞれ、また症状によって、効くリラックス法は違うと思います。
 自分に合ったリラックス法をいろいろ見つけて、自分なりに工夫することでよく効くリラックス法を身につけていけるといいのではないでしょうか。



   

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リラクセーション』成瀬悟策

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