読書日記

　　「行動」を変える

　ＰＨＰ６月号の特集は『プラス思考になるヒント　人生はもっと楽しくなる』。
　諸富祥彦さん（心理カウンセラー）は、
　（気持ちの切り替え方の）一つ目のコツは、無理に気持ちを変えようとするのではなく、「行動」を変えてみることです。
　たとえば、通勤をしながら、「ちょっと今日はつらいな」「落ち込んでいるな」と思った時には、あえて「胸を張って、背筋を伸ばし、明るい鼻歌でも歌いながらリズミカルに」歩いてみましょう。すると、自然と気持ちも少しずつ上昇してくることが少なくありません。
　少しでも楽しく過ごしたいのなら、嫌なことがあっても引きずらないように、気持ちを切り替えることが大事なのでしょう。
　気持ちの切り替え方の一つが「行動」を変えることなのでしょう。
　たとえば、「笑うと楽しい気もちになる」というのは、心理学で認められていることです。

　『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ』　ウィリアム・ジェームズ

　身体の姿勢や歩き方をちょっと元気そうに変えるだけでも、心にプラスの影響があるのでしょう。
　心が沈んだ時には、歩くことをおすすめします。ハッピー・ウォーキングができると、なおいいでしょう。
　また、気分転換に音楽を使うのはとても有効な方法だと思います。

　このような形から入る方法は、他にもいろいろあります。
　たとえば、機嫌よく振る舞う、気分を変えて行動する、幸せな気分になるような態度で生活することを心がける、幸せがる、・・・。

　いちばん大事なのは、自分のイヤな気持ち・悪い気分に気づいて（意図的に）「気分転換しよう」と心がけることです。気分転換の方法はいろいろあるはずです。
　その前に、自分の気分に気づけることが必要なのですが、「気分よく過ごそう」と意識できるようになれば、自分の気分に気づけることも多くなるでしょう。
　もしくは、自省する時間をもち、生活を振り返ることで自分の感情・気分を知ることができるといいでしょう。

　ちょっとぐらいイヤなことがあっても、素早く気持ちを切り替えられるようになることで、もっと楽しく生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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