読書日記

  苦悩をなくそうとする無理

 『わたしの般若心経』(松原泰道)より、
 仏教思想では、人生は最初から「あらゆる苦悩の満ちているところ」と断定してかかります。生きることがそのまま苦悩だというのです。
 生きるかぎり、苦悩はなくなるはずがありません。なくなるはずのない苦悩をなくそうとする無理は、さらに新しい苦悩を生むに決まっています。
 人生には苦しいことも悩みもあります。よりよく(幸せに)生きようと思う人は、なおさらでしょう。
 苦しみや悩みがなくなることはないのでしょう。現実的な目標をもつようにしないと、思うようにいかずに苦悩することになるでしょう。
 苦しみや悩みがなくならないと幸せになれない、と思い込んでしまうと、その通りになってしまうでしょう。

 人それぞれにいろんな問題を抱えているのだと思います。様々な問題に対してあまり悩み苦しまないようになれたらいいのではないでしょうか。
 小さい問題どうしようもない問題など、考えてもしかたがない問題/考えなくてもいい問題できるだけ考えないように心がける。大事な問題はできるだけ落ちついて「よく考える」ことができるようになれたら、と思います。
 また、悩みや問題があっても幸せに暮らせるように心がけることも大事だと思います。今の自分にはどうしようもない問題は、慢性的な問題としてうまくつきあうことができるといいでしょう。

 実際には、苦しいことばかりではなく、楽しいこともあるはずです。

人生 楽ありゃ 苦もあるさ

いいことは 好!好!  悪いことは ハオハオでいきましょう

 人生は苦、でも楽しく生きることは可能なのだと思います。
 人生に苦しいことや問題はつきものです。それらとどうつきあって、いかに幸せに暮らしていくかが大事なのではないでしょうか。



   

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