読書日記

  人生は苦、でも楽しく生きる

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 日ごろ「人生は苦しみです。空しいものです」などと話している私は、それとは逆に、いつも楽しく生きているのです。自分が楽しく生きているからといって、決して人生は無常であり、空しいものであるということを忘れているわけではありません。ただその瞬間瞬間、「こうしましょう。これはつまらないからやめます」というように判断し、楽しく生きているのです。
 「人生は苦しいもの」というのは、釈迦の教えの基本の一つのようです。
 実際には、

人生 楽ありゃ 苦もあるさ

 なのだと思います。
 一つでも苦があると幸せになれない、と思い込んでいるような人は、なかなか幸せにはなれないでしょう。

 すごく苦しいときには、「少しでもラクになるためには?」と考え、「こうしよう」と考える。
 小さい苦しみのときには、「この苦しみを忘れるためには?」と考え、「こうしよう」と考える。
 苦しみがないときには、「もっと楽しむためには?」と考え、「こうしよう」と考える。
 その瞬間瞬間にこのような幸せになる考え方を心がけることで、少しでもラクに、少しでも楽しめるようになれるといいのでしょう。

 「人生には苦がつきもの」と受け入れた上で、それ以外のこと・それ以外のときを少しでも楽しんだり幸せを感じたりできるようになるといいのではないでしょうか。
 人生には自分で選択できる余地がたくさんあるのだと思います。自分がどのくらいの苦を選ぶか、どのくらいの楽を選ぶかが自分の人生を大きく変えるのだと思います。



   

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