読書日記

  人生の成功

 PHP11月号の『明日への思い』は、周防正行さん(映画監督)。
 人生における成功とは何なのか。そんなことは僕には分かりません。
 お金は大事だけれど、お金をたくさん稼ぐことが成功だとは思わない。映画監督として作品を評価されるのは嬉しいけれど、それがすなわち人生の成功だとも思わない。
 結局は、自分の最期のときに「幸せな人生だった」と思えればいいのでしょう。
 人生における成功の判断基準は、いろいろ考えられます。
 たとえば、どれだけ楽しめるか、どれだけ夢や目標を達成できるか、どれだけ人を愛せるか、どれだけ人や社会の役に立てるか、どれだけ人間として成長できるか、どれだけ幸せを感じられるか、・・・。

 何を重視するかは、人それぞれでいいのだと思います。
 大事なのは、自分がどう思い、どう感じるかではないでしょうか。
 自分らしく生きることが大事なのかもしれません。

 『成功への道は、一つしかない……それは、
  あなたにふさわしい人生を送ることだ』 クリストファー・モーリー

 そして、最期のときに自分の人生を振り返って、「幸せな人生だった」と思えるといいのでしょう。
 もしそう思えるとするなら、もっと前から、「幸せだなぁ」と日々幸せを感じ、「自分は幸せ」と幸せの自覚をもって生きられたほうが、さらに幸せでしょう(死の直前では、気づくのが遅い、もったいない、と思います)。

 私が提案する“幸せな人生”とは、「日々小さな幸せをいくつも感じ、時々中ぐらいの幸せを感じ、たまに大きな幸せを感じられる可能性のある人生」というものです。
 たくさんの幸福感を実感できた人は、最期のときに迷わず、「幸せな人生だった」と思えるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

明日への思い

ホームページ