読書日記

  学び続ける

 『心がスーッとなる ブッタの言葉』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 何があっても学び続ける人には「失敗」はありません。学び続ける人はどんなことがあっても「敗残者」にはならないのです。どんな「失敗」も「よい経験」に変えてしまうからです。
 人生にはひとつのことに「成功した」とか「失敗した」とかいっている暇はないのですよ。
 何かを求めて懸命に努力しても失敗することはあります。
 でも、失敗から何かを学べた場合、それは自身の人間としての進歩・成長であり、人生という長い目で見れば「失敗」ではなく「よい経験」と考えられます。
 ひとつの失敗で、落ち込んで立ち直れなかったり自暴自棄になってしまったりして、人生を台無しにしてしまうと「人生の失敗」になってしまいます。

 また、失敗を怖れて、夢や目標をもてない、チャレンジできない、努力できない、行動できないようになってしまう人もいます。
 それでは、価値あるものを得られなくなるだけなく、自身の進歩・成長がとまってしまう、むしろ自分を弱くしてしまうことになり、それこそが「人生の大失敗」になってしまうのではないでしょうか。

 何があっても学べるようになるためには、「自分を育てよう」という人生目標をもつといいと思います。
 そうすれば、悪い出来事も自分を育てるいい材料と考えて取り組み、きっといい経験にできるようになるでしょう。
 どんな不幸も時間をかければ自分の心の中で幸せに変えることができると思います。
 また、「いい経験をするつもりで」と考えて、チャレンジできることもあるでしょう。

すべてのことは いい経験  すべてのことは 好好

 人生経験から学び続けることで、人間として成長するとともに、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。
 それこそが「人生の成功」ではないかと思います。



   

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