読書日記

　　築くものではなく気づくもの

　『中谷彰宏名言集』より、
　財産は、築くものではありません。財産は、気づくものなのです。
　愛情は、築くものではありません。愛情は、気づくものなのです。
　幸せは、築くものではありません。幸せは、気づくものなのです。
　人は、「築く」ために生きるのではなく、「気づく」ために生きるのです。
　　　　　　　　　　　　　　『あなたは人生に愛されている』より
　いくら財産を築いても、その幸せを感じられなければほとんど価値がありません。
　所有物やお金はそれを使うことで、楽しんだり味わったりすることで価値が発揮されます。
　財産を築くことに一所懸命で、自分が持っている幸せに気づく心の余裕がなければ、いつまでたっても幸せにはなれないでしょう。

　愛情関係を築くこと・守ることに必死で、愛の幸せに気づけない人は幸せにはなれません。せっかく愛する人といっしょにいるのに、相手のいいところに気づけない、愛する人を幸せにする方法に気づけない、相手からの愛情表現に気づけない・・・。
　愛の基本の第一は、相手の美点に気づき、「いいなぁ」と思うこと。いっしょにいて幸せを感じることが大事なのです。
　愛する人を幸せにすることで人を愛する幸せを感じられるようになるといいのではないでしょうか。

　何か（財産／地位／成功／愛情／家族／環境など）を築いてからでなければ幸せになれない、と思い込んでいるような人が多いのかもしれません。
　どんな人にも今すでにもっている幸せがたくさんあるのです。それに気づき、幸せを感じられるようになれば、幸せになれるのでしょう。（今日本に暮らすたいていの人は、心がけしだいで「今は（それなりに）幸せ」と思えるようになれると思います）

　幸せになるために何かを「築く」努力するのはいいことだと思います。
　それと同時に、今の幸せに「気づく」努力もしたほうがいいのではないでしょうか。



　　　

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