読書日記
心を使う
PHP5月号のヒューマン・ドキュメント『心に寄り添って』は、
戸澤宗充さん(サンガ天城庵主・日蓮宗尼僧)は、
生きていれば苦労があるのはあたりまえ。そんなときこそ心を使わなくちゃ。自分を救うのは自分でしかないんです。
心を使うと、人の痛みを察するようにもなるし、傍らにいる人が苦しんだり悩んだりすることに自分の心をくだけるようになるでしょう。たくさんのひとが、人のために心を使えるように変わっていくといいわね。
誰の人生にもそれなりの苦労はあるでしょう。
そんなときに心を使うことで、少しでもラクになれるといいのではないでしょうか。
つらいときには自分を助けることが大事です。いつでも自分を助けられるのは自分だけです。
つらい時には、「こういうこともある」と自分に言い聞かせ、まずは現実を受け入れるように心がけることで少しでもつらい気もちを小さくできるといいのです。
そして、「今こういう気もちになるのはしかたがない」と自分の感情を受け入れ、「今こういうことを考えてしまうのも無理もない」と自分の考えを受け入れることで、少しでもつらい気もちを小さくできるといいのです。
それから、自分の心を支えたり、自分を励ましたり、心を切り替えたりするというような幸せになる考え方を心がけることができるといいでしょう。
心を使うためには、自分の心(感情や気分・望み・考え方)を知る必要があります。
自分の心を知ろうとすれば、人の心を察することもできるようになるでしょう。
自分の心がわかるようになれば、人の心も少しはわかるようになるでしょう。
自分のために心を使えるようになれば、人のためにも心を使えるようになるのでしょう。
自分の心をうまく使えるようになり、それを人のためにも使えるようになれたらいいのではないでしょうか。