読書日記

  「悩み」→「課題」

 PHP5月号の特集は『くよくよしない人・前向きな人』。
 佐々木かをりさん(イー・ウーマン社長)は、
 先に、私の辞書には「悩み」という言葉がないと言いましたが、それは、多くの方が悩みととらえていることを「課題」という言葉に言い換えているからなんです。
 この言い換え、ぜひ一度、試してみてください。「私、いま悩みごとが多くて」と言っているところを、「私、いま課題がいっぱいあるの」というふうに。
 物事は考え方によって感じ方が変わります。
 使う言葉によっても感じ方が違うことがあるのです。
 「悩み」と言うと、悩ましい、苦しい、難しい、というような感じがあるでしょう。
 一方、「課題」と言うと、単に、こなせばいいものであり、あまりイヤな感じはしないのではないでしょうか。
 もう少し前向きに、自分を育てるための「課題」と考えることもできるでしょう。

 少し違うと思いますが、私は「ストレス」という言葉を使わないようにしています。
 「ストレス」という言葉には、プレッシャー、避けられない、溜まるのような感じがあります。
 でも実際には、ストレスの実体ははっきりしたものではなく、「ストレス」という言葉を自分が使うことによって余計にストレスを受けるような気がするのです。
 「ストレス」という言葉は使わずに、緊張する、肩がこる、(どこかが)疲れるなどの症状を感じた場合には、その対処をすればいいのです。たとえば、緊張した場合にはリラックス力を抜くことを心がける。少しでも肩にはりやこりを感じた時にはストレッチ肩の上げ下げをする。疲れた時には休む

 「悩む」には、「考える」と「苦しむ」の意味が含まれていると思います。
 「悩まない」ためには、「考えない(問題化しない)」方法と「苦しまない」方法が考えられます。
 自分が成長するための「課題」と考えることで、「苦しまずに、よく考える」ことができたらいいのではないでしょうか。



   

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