読書日記

　　思考と感情を明るい方向へ

　『人生を１００％活かす』（アルボムッレ・スマナサーラ）より、
　真の人生を歩もうと考えて、幸福な設計図に変えて自分の人生を生きようとする人は、自分の心の「苦しみ」をつくり出している原因を探り出し、その土台から立て直して明るい心ができ上がるまで努力を続けることが必要です。
　思考と感情を暗闇から明るい方向へと向け直せば、人間の苦しみや悩みなどさまざまな問題も、ただそれだけのことで解決の方向へと向かっているのです。
　幸福な人生を歩もうと思うのなら、自分の人生の設計図を幸福なものに変えることから。
　幸福は人それぞれですから、幸福な人生も人それぞれです。
　自分の幸福や生き方について考え直し、自分が望む自分に合った人生をデザインできるといいのでしょう。
　私が提案している“幸福な人生”は、「日々小さな幸福をいくつも感じ、時々中ぐらいの幸福を感じ、たまに大きな幸福を感じられる可能性のある人生」というものです。

　今の自分には苦しみや悩みがあるから幸福になれない、とはじめからあきらめてしまう人もいるでしょう。
　幸福になるためには、できるだけ不幸にならないことも大事です。
　そのためには、自分の苦しみや苦悩の原因を探し、それを明るい（幸福な）方向に変えていけるといいのでしょう。

　現実問題の原因はいろいろあるのでしょうが、必要以上に苦しくなったり苦しみが長く続いたりするのは自分の（不幸になる）考え方が原因と考えられます。少しでも幸せ向きな考え方ができるといいでしょう。

　考え方が変われば感じ方も変わります。
　思考が明るい方向に変われば、感情も明るい方向に変わるはずです。
　そのためには、幸せになる考え方を心がけるようになれるといいのです。

　苦しみや悩みがあっても、思考と感情が明るいものに変われば、それなりに幸福に暮らせるようになれるのではないでしょうか。
　また、それが問題解決の力になるのだと思います。



　　　

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