読書日記

  いざというときの覚悟

 プレジデント5月30号の特集『幸せになる練習』。
 島田裕巳さん(宗教学者・文筆家)は、
 いまの日本は無縁社会かもしれないし、大震災の余波で新しい災厄に見舞われる恐れもある。しかし、無縁は自由の同義語であり、住み慣れた自分の土地はある意味で自分の一部である。
 いざというときは自分一人の部屋で死ぬことや、自分の土地で辛い目にあうことを覚悟し受け入れてしまえば、思い切りよく明日を生きていくことができるだろう。
 現在の日本社会は、家族や親類や地域などのつながりが弱くなっているのでしょう。
 そのために寂しい思いをすることがあるかもしれません。
 でも、一人は寂しいと思うか、一人は気ラク・楽しいと思うかは、その人しだいです。「孤独もいいもの」という考えも可能なのです。

 人生、何が起こるかわかりません。いつ、思わぬ災難に遭遇するとも限りません。
 だからと言って、起こるか起こらないかわからないものを恐れて不安な気もちになるのは、自分のためによくないでしょう。
 「その時はその時」と悪い状況を覚悟し、「しかたがない」と受け入れ、「なるようになる」と考えれば、少しはラクになるでしょう。

 自分の環境には問題や危険性があるかもしれません(いい所もあるはずです)。
 避けようのない問題は自分の一部としてうまくつきあっていく覚悟ができるといいでしょう。

 人生には悪いこと・不幸なこともあるでしょう(いいこと・幸せなこともたくさんあるはずです)。
 それも含めて自分の人生の一部として受け入れ、自分がその時々に可能な希望をもって明日の幸せを信じて生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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