読書日記

  3つの方法

 『急がない! ひとりの時間を持ちなさい』(デイヴィッド・クンツ)より、
 立ち止まるには3つの方法がある。短い時間のものから順に「静止」、「休止」、そして「停止」である。
 「静止」というのは、さっと立ち止まって、ほんの一瞬、何もしないことを指す。短時間だからいつでもできるし、一日に何回でも実践できる。
 次に「休止」だが、これは静止よりも実践する回数が少なくなる。なぜなら、時間が少し長くなり、1時間ないし数日だからだ。
 最後に「停止」だが、これはふつう、一生に数回あるかないかだ。時間的には1週間ないし1ヵ月、あるいはそれ以上。
 急ぎすぎて余裕がなくなっているときには、立ち止まるという方法もあるのです。

 生活の中でつい心が急いでしまう時間がある人は、日本人には多いのかもしれません。歩くのが速いというのも一つの表れでしょうか。
 そんなとき、ほんの一瞬でも立ち止まり、静止する時間がもてれば、それだけでも少しは心が落ちつくでしょう。
 一日の中に数回でも心静かになれる時間をもてれば、もっと穏やかな心で過ごせるようになれるのではないでしょうか。

 忙しいのが慢性化していて心身の調子がすぐれない人もいるでしょう。
 そういう人には休む時間が必要なのでしょう。
 癒しやすらぎを得られることでもいいでしょう。
 心身の健康をキープすることは、幸せに(暮らせるように)なるためにも大事なことです。

 心身が疲れ切ってしまったときには、疲れる元となることをやめて長期間の休養が必要なのでしょう。
 その期間の中で、自分の幸せや生活や生き方を考え直し、それを機に生き方を変えたほうがいいのかもしれません。

 調子が悪いまま走り続けるのではなく、時には「立ち止まる」選択ができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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