読書日記
老後必要な資産
『養老訓』(養老孟司)より、
根本的には人間、何が必要かということを考えてみてください。
年をとって何が必要かというと、たいしてモノは要らないのです。日常が無事に過ごせればいい。実はお金はほとんど要らないんじゃないでしょうか。
本当に老後必要な資産はお金ではありません。根本は体力です。
貯金より体力。これは間違いありません。
人間にとって、本当に必要なものはそれほどは多くないのかもしれません。
ただし、幸せは人それぞれです。自分が幸せに暮らすためにあったほうがいいモノ(事・人・物)はいろいろあるでしょう。
お金は大事ですが、ある程度あれば幸せに暮らすことはできると思います。お金がたくさんあればそれだけ幸せになれる、というわけではないのです。世の中には「巨万の財産を投げ捨てた男」のような人もいるそうです。
幸せに暮らすために、大事なものが「健康」でしょう。「健康は幸せの基礎」とも言えそうです。
健康と言っても、いろんな基準があると思います。たとえば、病気やケガなどがない、一病息災、体力がある、元気である・・・。
自分なりの健康法をもつことで、心身の健康をキープして、幸せに暮らせたらいいのではないでしょうか。
もう一つ挙げるとすれば、「人」でしょうか。
イザというときにいちばん頼りになるのは「人」かもしれません。
まわりの人を大切にすることは、自分(の幸せ)にとって大事なことでしょう。
「健康」「人」「お金」の3つは、安心(という幸せ)を与えてくれるものであり、将来自分を支えてくれるものでもあると思います。
若いときから大切にしたほうがいいのではないでしょうか。
他にもいろいろ大切なものはあると思いますが、「人生の持ち物は少なく、軽いほうがいい」と私は思っています。