正しい生活をする
安心を与えてくれるものの基本として、「健康」「人」「お金」の3つを挙げました。
これらのものは一生にわたって維持していく必要のあるものです。
幸せな生活をおくるためには、これらを不注意に失うことは避けなければなりません。そのためには、ごく当り前のことですが、正しい生活をする必要があります。ただし、これらを守るために不幸になってはいけません。幸せな正しい生活をしよう。
「健康」
健康を維持するためには、健康を害するような生活を避けなければなりません。
たとえば、飲み過ぎや食べ過ぎや働き過ぎなどです。
それと同時に必要な休息をとることが重要です。
スポーツや各種の健康法によって、体力増強や体調維持をはかるのは良いことです。ただし、人はそれぞれ異なるので、自分にあった健康法を無理をしないで自分のペースでやることが大切です。
健康には体の健康だけでなく心の健康もあります。
また、体の健康と心の健康は密接に関係しています。心の健康を損なうと体の健康まで害してしまうことがあります。
心の健康のために良いのは、日々の幸せを感じて暮らすことです。健康を維持するためと言って、神経質になり過ぎることは本末転倒です。飲食も働くことも運動も自分の幸せになる方法として楽しんでやろう。幸せにやるための工夫をしよう。
「人」
人はひとりでは生きていけません。多くの人と助け合うことによって生きていけます。
良い人間関係をつくることは、人生を幸せに過ごすために大切なことです。
しかし、良い人間関係を築くことは、一朝一夕にはできません。日頃からの人づきあいが大切です。
人との関係を幸せなものにしたいなら、不幸な関係になることを不安に思って接するより、幸せな関係になることを期待し、そうなるように自分から行動することです。
自分からは人に何も働きかけないで、「自分は孤独だ」、「誰も誘ってくれない」などと嘆いている人がいます。そういう人は、自分から仲間に入って行ったり、自分から人を誘ってみよう。何か幸せになれることをしようと提案してみよう。
良い人間関係をつくる際に必要なものは愛です。愛については、「幸せになる方法」の4番めの「人を幸せにする」を参照してください。人に好かれたければ、自分が相手を好きになり、相手を幸せにするために行動することが一番いいのです。
「お金」
現代社会で生きていくためにはお金が必要です。
お金を得るためには働かなければなりません。ただし、仕事は収入を得るためだけにするものではありません。仕事にはたくさんの幸せになる要素が含まれています。
まず第一は、仕事の内容が好きなことであったり、創造的なことであったりして満足を与えてくれることです。また、その仕事が人や社会の役に立つことに喜びを得られます。職場での人間関係や役割や責任も幸せの要素となります。自分の進歩や上達を喜ぶこと、成績の向上や公平な競争も幸せなことです。
また、仕事を工夫する楽しみもあります。仕事に集中したり、夢中になったりすることにより、不幸なことを忘れられることもあります。仕事の内容によっては健康に良いものもあります。
そして、仕事に夢を持てることは大きな幸せです。
このように、仕事に関する幸せはたくさんあります。幸せを感じて働くことが大切です。
お金に関して考えるとき幸せになるためには支出こそ大事です。自分が幸せに暮らすためにお金を使うことを考えよう。それがもっとも有効なお金の使い方です。
自分の健康、周囲の人との関係、仕事、お金の使い方に関しても、自分が幸せになる方法を持って、幸せを感じながら生活することが大切です。