読書日記

  敵を許す4段階

 『あなたの人生を変えるシンプルな10のステップ』(アーサー・カリンドロ)より、
 敵を許すのは簡単なことではありません。しかし、敵意は自分にとっても有害な感情です。
 ここに4段階のアドバイスを示しておきます。
1 許さなければならない人のために祈る
2 「許せない人間」からこうむった被害の責任を自分でとる
3 恨んでいる人間を積極的に許す
4 害をなす人に「許す」と言う
 許さないという思いや敵意は、相手に対する悪意となるだけでなく、自分を痛めつける有害な感情です。

 「許せない」相手にはそれなりの問題があるのでしょう。ある意味でかわいそうな人なのかもしれません。そういう相手のために祈ってあげることができるといいのでしょう(難しいことですが)。
 人の幸せを祈る効果の第一は、やさしい気もちになれることです。そうすれば、相手を許しやすいのでしょう。

 被害の責任を自分でとるということは、相手に責任を問わないというでしょう。
 つまり、相手を裁くのをやめる、相手に謝罪を求めない、相手が変わることを期待しない、し返しをしないというなことだと思います。
 あとは、どのような被害も黙って受け入れることができればいいのでしょう。

 積極的に許すとは、わだかまりを捨て、敵対したり、反対に避けたりしないで、ふつうに接することができればいいのではないでしょうか。
 さらに積極的に、関係を良くする努力ができると、なおいいのでしょう。

 私は、「許さなくてもいい」と思いますが、必要以上に相手のことを考えるのはやめたほうがいいと思います。
 それができれば、実際には許したことといっしょだと思います。

 自分の幸せのために「許す」という思いを選択できるといいのではないでしょうか。



   

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