読書日記

  自分を“持続可能”にしてくれるもの

 PHPスペシャル4月号の特集は『明日が変わる、悩みからの脱出法』。
 姜尚中さん(政治学者)は、
 すぐにはどうしようもできない悩みがあるなら“代償行為”を持つことが大切ですね。
 つまり、生き抜くための、自分だけの“息抜き”を持つということ。

 他人から見てどんなにくだらなくてもいい。悩みの中で自分を“持続可能”にしてくれるものを見つけてください。
 すぐには解決できない悩みも、今の自分には解決できない悩みも、誰にもどうしようもない悩みもあります。
 そういう悩みや問題を抱えた場合、心身の健康をキープすることが大切です。
 疲れ切ったり倒れたりしてしまうことは、なんとしても避けなければならないのでしょう。

 また、心身が疲弊した状態ではいい考えや行動もできず、問題を改善したり解決したりすることは難しくなってしまいます。
 その前に、悩ましい時間が長くなり、何も楽しめなくなったり憂うつになったりして、生活全体に悪影響を及ぼしてしまうもよくないでしょう。

 どうしようもできない問題はできるだけ考えない(問題化しない)ように心がけ慢性的な問題としてうまくつきあっていく覚悟をしたほうがいいでしょう。

 時間がかかる問題は、できるだけ心を落ちつけてじっくり考えて解決を目指すことが大事です。
 そのためには、考える時間には集中して考え、それ以外の考えない時間を大切に過ごすことも大事だと思います。

 悩みを抱えた生活の中でも、自分の楽しみやりたいことや、自分なりの気分転換法を実践する時間がもてるといいでしょう。
 心が疲れ切らないように心の休養・栄養・運動になるようなことができるといいのではないでしょうか。
 それが問題に耐える力や解決する力にもなるのだと思います。



   

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