読書日記

　　素直な心になりましょう

　『人間としての成功』（松下幸之助）より、
　お互いに素直な心になりましょう。
　素直な心はあなたを強く正しく聡明にし、よき社会をもたらし、一人ひとりの幸せを生み高めていく基盤なのです。

　素直な心になりたいということをまず心に念じ、朝に夕に、そういう思いをあらたにしていくということでしょう。そして、つねに自分をふり返り、自分の言動が果たして私心にとらわれていたり、一つの見方にかたよっていなかったかどうかを反省していく。そういう心がけを重ねていってはじめて、素直な心が高まっていくのではないかと思うのです。
　幸せになるためにも、素直な心が大切なのでしょう。

　幸せを感じられるようになるためには、幸せに気づき、その価値を素直にみとめ、素直に感じることが大事です。

　不幸な気もちになるのは「自分が不幸になる考え方をしているから」と考え、自分の不幸になる考え方（のクセ）をみとめ、幸せになる考え方を心がけるためにも素直な心が必要でしょう。
　自分の不幸（になる考え方）は何かにとらわれているからかもしれません。私心にとらわれない素直な心をもてるように、物事を見、道理に従って考えることができるようになれるといいのでしょう。

　そのためには、自省する時間をもち、己の経験から素直に学び、自分を育てる心がけを積み重ねていくことが必要なのではないでしょうか。



　　　

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『人間としての成功』松下幸之助

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