読書日記

  不足しているものを数えるな

 『道は開ける』(デール・カーネギー)より、
 ショーペンハウエルが「われわれは自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつも欠けているものについて考える」と言ったが、確かに「自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつも欠けているものについて考える」傾向こそ、地上における最大の悲劇と言ってもよい。

 不足しているものを数えるな、恵まれているものを数えてみよう。
 誰にでも、不足している、恵まれていないもの、思うようにならないものはあります。
 物理的なもの、仕事に関するもの、人間関係に関するもの、自分に関するもの、環境に関するもの、・・・。
 ましてや、求めるものが高い人や多い人はなおさら、そう思いやすいでしょう。

 自分に不足しているもののことを考えているとイヤな気分になります。
 そういう考え方がクセになっている人は、無意識のうちに不幸な気もちで過ごす時間が長くなってしまいます。

 誰にでも、恵まれているものがたくさんあるはずです。
 ただし、気づいていないものが多いのだと思います。
 自分の幸せに気づき自分の幸せを知ることができるといいでしょう。(自分の幸せに気づく能力

 自分が恵まれているもののことを考えれば、少し幸せな気もちになれます。さらには、心から感謝することができれば、確かな幸せを感じるられるでしょう。
 また、自分が恵まれていることを意識的に考えている時には、無意識に自分に足りないものを考えなくてすみます。

 無意識に不足しているものを数えるのをストップし、意識して恵まれているものを数えるように心がけることができるといいでしょう。
 それが習慣になれば、それだけ幸せな気もちで過ごせるようになれるでしょう。

不幸を数えて暮らすより  幸せを数えて暮らそう



   

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