読書日記

  ××だってあるさ、人間だもの

 『にんげんだもの』(相田みつを)より、
 くるしいことだってあるさ 人間だもの
 まようときだってあるさ 凡夫だもの
 あやまちだってあるよ おれだもの
 人間誰にでも、苦しいときも、悲しいときも、つらいときも、不幸なときもあります。「自分だけじゃない」のです。
 完璧な人間なんていません。ふつう人は、迷うことも、誤ることも、つまづくこともあります。「こういうこともある」のです。

つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの(みつを)

 自分は絶対に苦しんだりしない、迷ったりしない、過ちなんておかさないのような思い込みは“傲慢”なのではないでしょうか。
 しかも、そういう人に限って、一度のつまづきで極度の不幸に陥る危険性があるような気がします。

 「自分はまだまだ未熟」という自覚がある人は、落ち込みは小さく、立ち直りも早いと思います。そこには、自分の弱さを受け入れる強さがあるのだと思います。

 自分はそんなに強い人間ではないけど、その時々に懸命に努力するであろう自分と、少しずつ成長して強くなっていける自分を信じることができる人は、何度でも立ち直ることのできる強い人だと思います。

“柳に風”流の しなやかな強さを身につけよう





   

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