しあわせ日記

8月4日(木) 好き嫌い

 『自分塾』(中谷彰宏)より

 「自分をもつ」とは、どういうことか。それは、主体性をもっているということだ。では、主体性とは何か。つきつめると、それはなにごとに対しても自分が「好き」か「嫌い」かをはっきり意識できる能力だ。

 好き嫌いの判断力は、日ごろのトレーニングによって身につけることができる。
 「自分をもつ」ことについては、以前に書きました。
 自分の価値観をもつ、自分が信じるものをもつ、自分が本当にやりたいことをもつ、自分にとって大切なものを知る、自分の生き方をもつ、などと。

 「好き」というのは、自分の幸せの大きなヒントです。
 “好き”はやりたいことを探すヒントにもなるでしょう。
 そして、自分が好きなものと関わる時間と回数を増やせば、それだけ生活を楽しめるでしょう。
 自分の好きなものを大切にできるようになることが、“自分らしさ”や“自分をもつ”ことにつながるのではないでしょうか。

 そういう意味でも、好きなものが多いほうが生活を楽しみやすいでしょう。
 私は、いろんなものに対して「好好」と思えます。特に自分が好きなものには。

 好き嫌いは誰にでもあると思います。
 好きなものは多いほうがいいと思いますが、嫌いなものが多かったり、すごく嫌いなものがあるのはよくないでしょう。そういうものと関わる度に、それだけイヤな気もちになるからです。
 たとえば、人の好き嫌いでもそうだと思います。

 「嫌い」という思いはできるだけ小さくしたほうが自分のためにいいと思います。
 イヤな感じがしても、その悪い所をあまり考えないようにし、できればいい所も考えるように心がければ、「嫌い」という思いを小さくできるでしょう。
 たとえば人間関係では、相手を悪く決めつけないようにし、できるだけ相手を良く考えることです。

 私は最近、「嫌い」というのは自分の中に偏見や先入観があるのか、そのいい所を感じる力が足りないのではないかと考えます。
 特に、好きな人がけっこういる(ある程度流行っている)ものを否定的に思うのは、「自分に問題があるのだ」と考えます。
 私の理想として、すべてのものを「好好」と思えるようになれたらいいな、と思っています。

 自分のまわりに好きなもの(事/人/物)が多くなり、嫌いなものが少なくなれば、それだけ幸せに暮らせるようになれるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

中谷彰宏の自分塾

ホームページ