しあわせ日記
悟無好悪
「「悟無好悪(さとればこうおなし)」人間関係の悩みが軽くなる禅の言葉」(PHPオンライン衆知)より、
「悟無好悪」(さとればこうおなし)という禅語があります。
「人に対しても、あるいはどんなことに対しても、先入観をもつことなく、あるがままの姿を認めることさえできれば、好き嫌いなどはなくなってしまう」という意味です。
イヤな人に対して「なんでこんな人が」「信じられない」「許せない」などと思っていると、イヤな気もちが強くなります。
「こんな人もいる」と認められれば、そんなにイヤな気もちにならなくてすむでしょう。
悪いことに対しても「なんでこんなことが」「信じられない」「ありえない」などと思っていると、イヤな気もちが強くなります。
「こういうこともある」と認められれば、イヤな気もちは小さくなるでしょう。
イヤな気もちになるのは先入観や偏見があるからかもしれません。
私心にとらわれない素直な心で「現実は現実」とあるがままを認めることができるといいのでしょう。
そうすれば、好き嫌いは多少あっても、強い嫌悪感をもつことはないのではないでしょうか。
現実をあるがままに受け入れることが一つの悟りなのかもしれません。