しあわせ日記
「今、ここ」に心を寄せる幸せ
『心ここに在らざれば、視れども見えず、
聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず』 「大学」
美しいものが目の前にあるのに、気づけない、何も感じられない。
美しい音がしているのに、気づけない、何も感じられない。
食べたり飲んだりしているのに、味を感じられない、味わえない。
遊んでいるのに、楽しめない。
いいことがあったのに、喜べない。
好きな人といっしょにいるのに、幸せな気もちでいられない。
このようなことはもったいないのではないでしょうか。
幸せな出合いがあったのに、気づけない、幸せを感じられない。
幸せを持っているのに、気づけない、幸せを感じられない。
やりたいことがやれているのに、楽しめない、幸せと思えない。
幸せな環境で生活しているはずなのに、幸せに暮らせない。
幸せになりたいのなら、このようなことはよくありません。
今感じられるはずの幸せを感じられないのは、余計なことを考えているからかもしれません。
過去のイヤな出来事、将来の心配、疑い、イヤな人のこと、悩み事・・・。
余計なことは考えずに、「楽しもう」「味わおう」などと思えば、それだけでもけっこう違うでしょう。
幸せ(を感じられるよう)になるためには、今を大切にできるようになることが肝心です。
今目の前にあるもの(物・人・事)のあら探しをするのではなく、いい所探しができるといいでしょう(人のいい所探し)。
さらには、目の前にあるもの(物・人・事)を愛することができるといいでしょう。愛の基本は、相手に関心をもち、相手の美点に目を向けることです。
幸福度のバロメーターは、心がどこにあるかです。
「今、ここ」にある幸せに心を寄せられるようになれるといいのではないでしょうか。