しあわせ日記

忘れられる幸せ

 世の中、そして人生には、(今の自分には)どうにもならないことがあります。
 それが不幸なことである場合、そのことを考えるたびに不幸な気もちになってしまいます。
 そういうことは、忘れられるといいのですが・・・。

 過去の不幸を「忘れられない」と悩む人は、なかなか立ち直れないでしょう。
 「忘れよう、忘れよう」と思っても、忘れられるものではありません(返って、逆効果)。「忘れられない」のは心の傷を自分でつっついているからかもしれません。

 「忘れられなくてもいい」と考え、「こんなことを考えるより、○○しよう」のように心を切り替えられればいいのです。
 それができるようになると、自然と忘れていくのではないかと思います。

 イヤなことを忘れる(考えない)ために、何かをやるというのも一つの方法です。
 たとえば、新しいことを始める他人に興味を持つ人を幸せにすること・・・。
 集中できること没頭できることだと忘れやすいでしょう。
 集中して楽しめること、つまり、夢中になれることは幸せなことです。

 やるべきことがある時には、「今だけは」と今やることに集中するように心がければいいのです。

 “忘れる”というのは、人間がもっている素晴らしい能力の一つだと思います。
 忘れられるから、どんなに不幸なことからも立ち直ることができるのだと思います。
 頭のどこかに残っていても、忘れて生活することができます。いいことがあれば笑ったり喜んだり楽しんだりできるようになるのです。

 “忘れる”という能力は、人間が本来もっているものでしょう。
 幼い子どもは、悪いことがあっても(たとえば、ケンカをしても)、すぐにケロッとしてまた遊び始めます。
 でも、大人になるとなかなか忘れられずに、不幸を引きずってしまう人がたくさんいます。

 今を大切にするように心がけることで、(現在抱えている問題も含めて)不幸を忘れて(それなりに)幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。



   

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