しあわせ日記
悲しいとき
すごく悲しくてたまらないときには、「こういうこともある」「自分だけに起こることではない」などと、まず現実を受け入れること。
「悲しいのも今はしかたがない」と自分の感情を受け入れること。
そして、「今は悲しいけど、いつかはこの悲しみもおさまる」「長く続くものではない」などと、将来への展望・希望がもてるといいでしょう。
悲しい時には、なかなかそう思えないかもしれませんが、時がたてばふつうに暮らせるようになります。
一年後に今と同じ悲しみが続いているか想像してみてください。そんなことはまずないでしょう。ほとんどのことは忘れてしまうのです。そのように考えれば、いつかは悲しくなくなることがわかります。
時間が癒してくれるのです。
心がある程度落ちついたら、無いものや失ったものをいつまでも嘆くのではなく、心に残った幸せや実際にまだ有る幸せを探して確認し、感謝できるといいでしょう。
さらに、「この悲しみをバネにしよう」「いいきっかけにしよう」「いい経験にしよう」などと考えられると、なおいいでしょう。
『悲しみのための唯一の治療は何かをすることだ』 ルーイス
人は暇になると悲しい理由をつい考えてしまうのです。
今自分がやるべきことに集中する、何か集中できることをする、新しいことを始めるなと、「忙しくする」というのが悲しみへの対策の一つです。
忘れられる幸せというのもあるのだと思います。
最終的には、不幸な悲しい経験も、時間をかけて(人生の)幸せ(な経験)に変えることができるといいでしょう。
悲しい出来事も後から考えれば、いい経験だったと言えることがけっこうあるのです。昔話や笑い話になることさえあります。
そうなれば、悲しい体験を乗り越えて成長できたということではないでしょうか。