しあわせ日記
生活を楽しむ
「楽しくない」「なんかつまらない」「何かおもしろいことないかなぁ」などと、ふと思ってしまう時があるという人はいると思います。
それが口グセや考えるクセになっている人もいます。言葉にならなくても、無意識にそのような生活をしている人もいるでしょう。
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│ 「楽しもう」という意識
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「楽しくない」などと言う人の中には、ただなんとなく生活している人が多いような気がします。「楽しもう」という意識が足りないのかもしれません。
まずは、「生活を楽しもう」と考えることが大事なのではないでしょうか。
何かをやる時に、「楽しもう」と思うだけでも、より楽しめることがけっこうあると思います。
たとえば、友達との会話や遊びの時に「楽しもう」、何かを食べる時に「味わおう」と思えば、何も思わないよりも少しは楽しめるでしょう。
無意識の時には、つい効率や損得や世間体などを重視してしまう人はけっこういると思います。
たとえば、通勤中に急ぐことばかり意識している人、買い物の際に値段ばかりを意識している人、街中を歩いている際に人の目(思惑)ばかり気にしている人など。
時間やお金や人の目よりも自分の心(どういう気もちでやれるか)を重視したほうがいいこともあると思います。
たとえば、通勤や買い物や外出をもっと楽しめたほうがいいのではないでしょうか。
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│ 楽しめない理由
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「楽しもう」と提案すると、「楽しんでなんていられない」「忙しい」「そんな余裕はない」などとすぐに考える人もいるでしょう。
そういう人に足りないのは、時間や経済的な余裕ではなく、“心の余裕”なのかもしれません。
逆に、心に余裕がありさえすれば、楽しめることは多いと思います。
「楽しんでいたら目標が達成できない(かもしれない)」と考えてしまう人もいるでしょう。
「楽しむことといい結果は両立する」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
「楽しいだけでいいのか」「楽しいことが幸せか?」などと考える人もいるでしょう。
楽しく過ごせるのは幸せなことです。
また、「楽しい」だけでない楽しみがたくさんあると思います。
「自分には(○○さんみたいに)楽しむことはできない」と考える人もいるでしょう。
「比較は不幸になる考え方」です。
また、自分の可能性をはじめからあきらめてしまうのは、自分のためによくないでしょう。
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│ 自分の楽しみをもつ
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生活の中に「これが楽しみ」と思えるものがあれば、それだけ生活が楽しいものになるでしょう。
1日に1回の楽しみがあれば、その時を楽しみに過ごせ、その時は十分に楽しめ、次の日も楽しみになります。
週に1回の楽しみがあると、その日まで頑張れたり我慢できたりし、その日は十分に楽しめ、次の週も楽しみにできます。
年に数回の楽しみがあると、その日を楽しみに生活でき、その日々は十分に楽しめ、次回を楽しみに生活できます。
「これが自分の楽しみ」と思えれば、何でもいいのです。
食べる事や飲む事、趣味や娯楽や好きな事、家族や恋人や友人との関わり、生きもの・自然と親しむ、くつろぐ事や休む事、・・・。
“自分の楽しみ”は、自分の思いこみでいいのだと思います。
「あれが楽しみ」と思えれば、それを「楽しみにする」ことができます。
「この楽しみがある」と思えば、生きる張りや甲斐のようなものも感じられるのではないでしょうか。
生活の中に“自分の楽しみ”があるのとないのとでは大きな違いだと思います。
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│ やらなくてはならない事
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もう一つ大事なことは、やらなくてはならない事をどう工夫してどう楽しめるかということです。
誰にでもやらなくてはならない事があります。仕事とか勉強とか家事とか育児などがそうでしょう。
やらなくてはならない事をどうせやるのなら、イヤイヤやるよりも少しでも楽しめたほうがいいのではないでしょうか。
「楽しめるように工夫をしてみよう」と真剣に考えれば、きっと何か思い浮かぶでしょう。
また、努力することでより楽しめるようになることもあります。
たとえば、いい所を探す努力をする。「その良さがわかれば、それが愉しみになる」
知る努力をする。「その事を知れば知るほど好きになる」
時間と労力をかける。「手間ヒマをかけた分、愉しみも大きくなる」
上達の努力をする。「うまくできるようになればなるほどおもしろくなる」
ただ漫然とやるのではなく、「楽しむ工夫/努力をしよう」と考えることで、自分なりの楽しみを大きくしていくことができるのではないでしょうか。
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│ 楽しむためには
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「楽しもう」とする際に大事なのは、まず、余計なことを考えないことです。
そして、少しでもいい感じがした時には、「いいなぁ」「気もちいいなぁ」「幸せだなぁ」などと、素直に言葉にできるといいでしょう。
たとえば、歩いている時に花が咲いていたら、「いいなぁ」「キレイだなぁ」などと思う。
食事の際に、「おいしい」「これがうまいんだな」などと。
入浴中に、「いいなぁ」「あー気もちいい」「極楽、極楽」などと。
寝る前に横になって、「ラクだなぁ」「きょうもいい日だった」「幸せだなぁ」などと。
無意識よりも、「楽しもう」と思ったほうが、いいことに気づきやすいし、言葉にしたほうがいい感じがふくらみやすいのです。
反対に、余計なこと(イヤな出来事、先の心配事、イヤ人のこと、自分の欠点など)を考えていると、いいことに気づけないだけでなく、イヤな気分で過ごすことにもなってしまいます。
「楽しもう」と思えば、余計なことを考えずに、今やっていること(それもいい所)に、自分の心を向けることができるのです。
生活を楽しむ工夫はいろいろできると思います。
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│ 今を楽しむ
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「楽しむ」ためのキーワードは「今」です。
今やることを楽しむ(味わう)、今楽しめることをする、
今持っているものを使って楽しむ、
今まわりにいる人と関わって楽しむ、
今の季節を楽しむ、今の年代を楽しむ、今の時代を楽しむ、
今この場/ポジション/境遇/環境/社会の中で楽しむ、
今できるやりたいことをやる、今だからできることをやってみる、
今の生活を楽しむ、今の人生を楽しむ、・・・。
このようなことをヒントに、「今を楽しむためには?」と考えてみると、その時々に何か思いつくことがあるのではないでしょうか。
それで思いついたものは、現実的な楽しみではないかと思います。すぐに実行できることも多いでしょう。
「今を楽しもう」という気もちになる時間が、もう少しあってもいいのではないでしょうか。