しあわせ日記
情動・理性・感性
放送大学『音楽・情報・脳』の「3 感動する脳の仕組み」(本田学・国立精神・神経医療研究センター部長)より、
人間は情動に従って行動することがある。
快楽に身を任せた行動が破滅に導くこともある。
人間は理性に従って行動することができる。
目的合理性にとらわれてしまうこともある。
人間は感性に従って行動することもできる。
真善美を求め、偽悪醜を避ける。
人は自身の感情や欲求に従って行動しやすいのでしょう。それが幸せな感情につながるのだと思います。
ただし、悪感情に流されて悪いことをしてしまうこともあります。求めすぎて不幸になってしまうこともあります。
でも、人間には理性があります。感情や欲求に従う悪い行動を思いとどまれることもあるのです。
また、目標をもって努力したり、まわりの人に気を遣ったり、理性的な行動をすることも可能です。
ただし、目標達成にこだわりすぎたり、人の目を気にしすぎたり、利己的になったり、正しいことにとらわれてしまうと不幸になってしまうことになります。
でも、人間には感性があります。自分が不幸になるようなことはしないようにすることも可能なのです。不幸な気もちになったときには、幸せになる考え方を心がけることで自分を助けることも可能なのです。
自分の感情や望みを大切にしつつ、理性を働かせて行動できるようになるといいのでしょう。それでも不幸になりそうな場合には、感性を働かせてできるだけ不幸にならないようになれるといいでしょう。
自分の心(情動・理性・感性)をうまく働かせられるように、幸せになる能力を向上させ、自分が幸せになれることをもっとやれるようになるといいのではないでしょうか。