しあわせ日記
何事にも慣れる
10月30日が誕生日のフョードル・ドストエフスキー(1821年生まれ)の言葉。
『人間は何事にも慣れる存在だ』 ドストエフスキー
どんなに苦しい環境でも、時間がたてば慣れることができるのではないでしょうか。逆に言うと、慣れなければ生きていけないのでしょう。
同じような環境でも人によって慣れる時間がけっこう違うと思います。どうせ慣れるのなら、早く慣れたほうがいいでしょう。
早く慣れるポイントは、「こういうこともある」「しかたがない」などとまずは現実を受け入れることだと思います。
すぐにはそう思えなくても、「こういうこともある」や「しかたがない」と繰り返し自分の心に言い聞かせることで、だんだん心が受け入れられるようになるでしょう。
「苦しい、苦しい」と思っていると、よけいに苦しく感じられるのです。「少しぐらい苦しいのは当たり前」「普通のこと」と思ったほうがまだましなのです。そして、「今は苦しいけどそのうちに慣れる」と思ったほうが、早くそうなるのです。
10月30日が誕生日の上田敏 (評論家・翻訳家・詩人/1874年生まれ)の言葉。
『変わっていくものに執着せず、
より良い変化だと受け止めてみよう』 上田敏
「いいことかもしれない」といいように考えるようにすれば、心が前向きになって苦しさが軽減するのではないでしょうか。
たとえば、新しい職場に変わった場合。
新しい環境ではわからないこともあり戸惑うことも多いでしょう。経験がないことをやり始めた時にはすぐにはうまくできないでしょう。よく知らない人と接するのにも何かと気を遣ってしまうでしょう。また、さまざまな不安もあるでしょう。ふだんより疲れるのではないでしょうか。
そんな時に何かうまくいかないことがあってもあまりくよくよしないほうがいいと思います。「慣れるまでは大変なのが当たり前」「今はまだしかたがない」と考えたほうがいいでしょう。
「今はあまり悩まずに、慣れるまで我慢しよう」と自分を励ますことができるといいでしょう。
実際問題、たいていのことは「慣れれば、それなりにできるようになる」ものです。