読書日記

  実践後に検証する

 『40歳からの適応力』(羽生善治)より、
 変化する状況に適応するには、実践の後に、きちんと検証することが鍵だと考えています。
 どの手が良い手で、どの手が悪い手だったのか、局面、局面でほんとうに適応できていたのかを振り返ります。
 人生にはいろんなことがあり、状況は刻々と変化していきます。その時々に適当な対応をしていくことが大事でしょう。
 その場その場でベストを尽くせばいいのでしょうが、何も考えない人は同じことの繰り返しになるのではないでしょうか。
 対応を改善し、自身が進歩するためには、自分がやったことの検証をするといいのでしょう。

 自分がやった大事なことについて、後で振り返ってやり方が良かったか悪かったか考えてみるといいのでしょう。
 良かった場合には、そのことに満足感を感じ、次も同様にやろうと考えればいいのでしょう。
 悪かった場合には、次に同じような状況になったらどうしたらより良い対応ができるか考えられるといいのだと思います。

 幸せになるためにも、自分の生活を自省することが鍵だと思います。
 できるだけ不幸にならないためにはどうしたら良かったか、より幸せを感じるためにはどうしたら良いか、などと考え、「次はこうしよう」という改善策が見つかるといいのです。
 そういう日々の改善の積み重ねが、生活をより幸せなものにし、自身の幸せになる能力を向上させてくれるのだと思います。

 自分の活動を自省し検証するのは難しいことかもしれません。
 「見たくないものは見えない。見たいものが見える」そうです。
 自分の問題点を見たくないと思うと(見方が甘くなり)見えなくなります。自分が進歩・成長し幸せになるために、改善のヒントを見つけたいと思えば、見えるのではないでしょうか。



   

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