読書日記

  内容重視

 『40歳からの適応力』(羽生善治)より、
 10代の前半の頃は結果がすべてと思っていましたが、徐々に内容を重視する方向へと変わって行きました。
 内容を良くしてもすぐに結果が出るわけでないし、数字となって表われるわけでもありません。
 ですが、長期的に着実に前進をして行く方法としては、これに尽きるのではないでしょうか。つまり、内容を重視していけば結果だけにとらわれて一喜一憂をすることも少なくなりますし、何より安定して物事を進められるはずです。
 結果がすべて、と安直な方法を選んだり無理をしたりしても、長い目でみると結果はよくないのでしょう。
 目の前の一つ一つの内容を良くするように心がけることが、長い目でみればいい結果にもつながるのではないでしょうか。

 結果にとらわれると、なかなか結果が出ないときに焦ったり落ち込んだりしやすいでしょう。そういう状態ではいい努力もできず、ますます結果もでなくなるのでしょう。
 結果にとらわれずに、いい心の姿勢をキープして、いい努力を続けることがいい結果にもつながのだと思います。

 人生においても、何を成し遂げたかという結果だけにとらわれると、なかなか幸せにはなれないでしょう。
 人生の価値はいろいろあると思いますが、結果よりもその内容を重視したほうがいいでしょう。そのためには、充実感幸福感を日々感じられるといいのではないでしょうか。
 人生の中で何をやるかも重要ですが、どういう心でやれるかが大事なのだと思います。



   

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