ふつうは現実の富よりも想像力によってより大きな幸福が得られるものである。なぜかというと、現実の富が得られると、人はそれですべてが終わったと思いこみ、その場に座り込んで、もう求めることをしなくなるからである。 富には二種類ある。手に入れると座り込んでしまうような富はわれわれを退屈させる。われわれの好む富というのは、更にその次の計画や仕事を求める富である。