読書日記

  そう思うとそうなる

 『幸福論』(アラン)より、
 自分が何もできないと思うと、ぼくはほんとうに何もできない。自分の期待に裏切られると思うと、ぼくはほんとうに裏切られる。そのことによく注意しなければならない。
 ぼくが信頼すれば、彼は誠実となる。ぼくがあらかじめ非難するなら、彼もぼくのものを盗みとるようになる。
 自分がやればできることがたくさんあります。それができれば、幸せを得られることもたくさんあります。
 でも、自分にはできないと思い、やらなければできません。何も得られません。
 自分には何もできないと思い、何もやらなければ、何もできず、何も得られないのです。

 実際には、できるかできないかわからないことも多いでしょう。
 やるのであれば、「できる」ことを期待してやったほうが、「できない(期待を裏切られる)のではないか」と思ってやるよりも、できる確率は高くなるのだと思います。
 要は、自分がどう思うかが行動に表れ、それが結果に影響を与えることがあるのです。ですから、自分がどういう思いをもつかに注意したほうがいいのではないでしょうか。

 人に対する思いも同様で、自分が人を信頼すれば相手は信頼に応えやすく、人を疑えば相手は裏切りやすく、人を悪く考えれば相手は自分に対して悪い態度や言動をとりやすくなる、ということがあるのだと思います。
 人に対する考え方は、自分の言動に表れ、それが両者の関係に影響を与え、自分に対する相手(の言動や人格)を変えてしまうこともあるのです。人に対する考え方自分に返ってくるとも考えられるでしょう。

 自分がどう思うかが、現実や人を変えることがあるのです。自分の今の考え方が将来を変える、とも言えるでしょう。
 将来幸せになるためには、今どういうふうに考えたほうがいいか、よく考えてみるといいのではないでしょうか。



   

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