読書日記

  今日は生まれて初めての一日

 『心のシンプルライフ』(ヒュー・プレイサー)より、
 今日という日が生まれて初めての一日だと繰り返し思い出そう。
 だれ一人として、何一つとして、前と同じ、というものはない。
 その、ほんのちょっとした違い、以前とはちょっと違う、今日だけの味わいを見つけたら喜んでかみしめよう。
 今日という日は自分の人生の中で一日だけです。今までとは違う、初めて経験する一日です。
 以前とは、まわりのもの(事・人・物)も変わっているし、自分も変わっているのです。
 ですから、感じるものも違えば、感じ方も違うはずなのです。

 ところが、「昨日と同じ/毎日同じ」と思ってしまうと、そう見えてしまうのです(最大の敵はマンネリ化)。
 「初めての一日」と思えば、今までとは違うものに気づきやすいのでしょう。
 「一期一会」の心構えもいいと思います。

 人生で一日だけの今日を大切にしようと思うのなら、きょうできるやりたいことが何かあるのではないでしょうか(生きているうちにしたいこと)。
 「(これからの人生で)今がいちばん若い」と考えれば、今やったほうがいいを思い切ってやれるかもしれません(「今やらないで、いったい、いつ?」「今でしょ!」)。

 今を大切にするのなら、出合った一つ一つを大切に考え、素直な心で見てみれば、幸せはたくさん見つかると思います。新たな気づきもあるでしょうが、今までに気づいた幸せでもいいと思います。今気づいた幸せを素直に感じればいいのです。想像力を働かせて幸せを味わうことができると、なおいいのでしょう。
 今出合うすべてのもの(事・人・物)を愛することができるようになるといいのではないでしょうか。



   

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