読書日記

  モチベーション→集中力

 『大局観』(羽生善治)より、
 集中に関して何が重要かと考えると、それはモチベーションである。
 やる気のないなかで集中を作り出すのは至難の業だ。裏を返せば、モチベーションが上がれば自然に集中力も増すことになる。
 勉強することの意義の一つも、「モチベーションを高めて集中力を養うこと」ではないだろうか。
 ちゃんとやるべきことは、集中してやったほうがいいでしょう。集中することで、効率が上がったりミスが減ったりして、いい成果につながりやすいでしょう。また、やるべきことを集中して短時間ですませれば、その分だけ自分がやりたいことに時間を使えるでしょう。
 集中力を発揮するための第一は、モチベーション(やる気)なのでしょう。

 「やる気が出ない(からできない)」と、簡単にあきらめてしまうのはよくないでしょう。
 やる気が出ないのなら、「やる気を出す工夫をしよう」と考えるのがいいでしょう。
 たとえば、達成したいことをイメージするモチベーションを高める“エサ”を使うなど。
 いちばんいいのは、「好き」という気もちがモチベーションにつながることだと思います。

 モチベーションを高めるのも、集中力を高めるのも、能力と考えることもできると思います。たいていの能力は、使い続ければ維持でき、使わなければ衰え、工夫して使えば向上させることができます。
 日頃からやる気を出す工夫集中力を発揮する工夫を続けることで少しずつ能力を向上させていけるでしょう。

 勉強でも、仕事や家事でも、スポーツや趣味でも、自分なりの工夫を真剣にすれば、そのものの能力だけでなく、モチベーションや集中力を高める能力も養うことができるのだと思います。
 そして、そういう能力が今後に自分が幸せになるために大いに役立つのではないでしょうか。



   

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