読書日記

  現実主義?

 『楽観脳』(プライス・プリチェット)より、
 楽観主義や悲観主義よりも、いわゆる「現実主義」のほうがましだと言う人もいる。
 「現実的な考え方」という言葉は、いかにも安全で、実際的で、分別がありそうに聞こえる。

 だが、現実的な考え方には明らかに限界がある。実際の人生では、これは必ずしも、困難を乗り越えるのに最適な考え方だとはかぎらない。全般的に見れば、楽観主義のほうがはるかに役立つ。楽観主義はぼくたちを励まし、活気づけ、ぼくたちのベスト・パフォーマンスを引きだす。
 私たちは現実の中でのみ生きられるのであり、現実的な考え方は大切です。
 問題解決についても現実的な目標をもつことが大事です。
 楽観しすぎも、悲観しすぎも、現実的ではなく、よくないのでしょう。

 ただし、現実はやってみなければわからないことが多いのです。
 現実的な考え方によって自分の可能性をはじめから限ってしまわないほうがいいのではないでしょうか。

 「夢はいつか叶う」「目標はきっと達成できる」「困難は乗り越えることができる」のような希望をもつことが、心の中を明るく元気にし、希望を力に努力できるのだと思います。
 幸せは現実と希望の間にあるのです。

 現実には、時には悲観主義が必要であり、日常的なことは現実主義が重要であり、自分の将来については柔軟な楽観主義が大切なのではないでしょうか。



   

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