読書日記

  注意をコントロールする

 『楽観脳』(プライス・プリチェット)より、
「注意をコントロールするのは、経験をコントロールするということだ。そこによりよい人生を生きる可能性が生まれる」(ミハイ・チクセントミハイ)

 ぼくたちの注意をコントロールし、意識を楽観的に保ちつづけるための最もパワフルなテクニックは、「感謝」と「許し」のふたつだ。「感謝」し、「許す」ことは、ポジティヴな考え方をもたらすだけでなく、頭に浮かんだネガティヴな考えを追い払う貴重な手段でもある。
 自分が何に注意を向けるかによって、どういう経験ができるかが変わるのでしょう。

 注意の一つは、何を見ているか、何を聞いているかなどの五感によるでしょう。
 自分のまわりのいいものに注意を向けることで、いい(幸せな)感じを味わえるといいでしょう。その有力な方法の一つが「感謝」です。

いいことは 好!好!  ありがたいなぁ

 注意の一つは、何をやっているかによるでしょう。
 できるだけ自分が幸せになれることをやるように心がけることで、幸せな時間をたくさん過ごせるといいでしょう。

 注意の一つは、何を考えているかです。
 人間は常に何かを考えています(無念無想は達人の技)。何かをしている最中にも考えています。
 せっかく幸せになれることをやっているのに、余計なこと(悩みや心配事やイヤな(人の)ことなど)を考えると幸せを感じられなくなってしまいます。楽しめること・幸せになれることをやる際には「楽しもう/味わおう」と心がけることで、いいもの・いい所・いい面に注意を向けて、幸せな感じを味わえたほうがいいでしょう。

 ついネガティヴなことを考えてしまうことはあるでしょう(そういう不幸になる考え方のクセがある人は特に)。
 そんな時には、「こんなことを考えるより、○○しよう」のように切り替えられるといいでしょう。
 でも悪感情・悪い気分が強い間はなかなか切り替えることは難しいでしょう。そういう場合には、「許し」によって、心を落ちつけることで、切り替えられるようになるといいのではないでしょうか。

 できるだけ幸せに目を向けるように心がけることで、より幸せに生きられるようになるといいのではないでしょうか。



   

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