読書日記

　　すべての人が幸せと出合っている

「いにしえより今まで、
　“幸せ”という言葉が使われなくなったことはない。
　この世に生まれたすべての人が幸せと出合った。
　なぜそれがわかるのか、
　自分もそれを実感できるからである」
　　（『老子』第２１章「自古及今、其名不去、以閲衆甫、吾何以知衆甫之状哉、以此」）

　世の中には、“幸せ”とか“不幸”とかいう言葉を使わずに（言わないで／考えないで）生きている人もいます。
　でも、多くの人が幸不幸を問題にし、不幸になったり幸せになったりしています。
　そして、ほとんどの人は何かしら幸せを求めて生きています（幸福原則）。

　“幸せ”ははっきりしたものではありませんが、誰もが（少なくとも心の奥では）望んでいるものです。
　（人間に共通した）人生の目的にもなり得るものだと思います。

　誰でも幸せと出合っているはずです。
　幸せを何ももっていない人、生きていく中で幸せと出合わない人、努力しても得られる幸せが一つもない人、・・・このような人はいないのです。
　ただ、自分の幸せに気づけない人、幸せと思えない人がいるのでしょう。

　自ら幸せになりたいと思い、幸せになる心の働き（能力）を身につける努力をすれば、少しずつ幸せを感じて生きられるようになれるのです。
　そうすれば、「すべての人が幸せと出合っている」と確信できるでしょう。



　　　

次の日の日記

最新の日記

『老子』から学ぶ幸せの道

ホームページ