読書日記

  わが身を大切にする

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

われわれが思い患うのは、わが身が大切だからである
  (『老子』第13章「吾所以有大患者、為吾有身」)

 わが身が大事なのは、誰でも同じです。そして、人間には幸せになれるように/不幸にならないようにする本能が無意識に働いていると考えられます(幸福原則・不幸原則)。
 自分が不幸になるような事態をなんとか避けたいから、思い煩うことになるのでしょう。

 本当に自分を大切にするのなら、あまり思い煩わないことです。
 自分を苦しめるような悩み方をしないように心がけたほうがいいでしょう(問題解決のヒント悩みや問題があっても幸せに暮らす)。

 幸せになるためには、自分を大切にすることからだと思います。
 たとえば、つらい時には自分を助ける、あまり苦しまないように自分を強くする、一つでも二つでも自分のやりたいことをやる、まわりにいる人を大切にする今を大切にして自分を幸せにする、・・・。

 この世でいちばん大切な存在である「自分を大切にしよう」と意識して心がけることができるようになるといいでしょう。
 自分を大切にすることは「自分を愛する」と言ってもいいと思います。



   

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