読書日記

  無心

 『幸せはすべて脳の中にある』(酒井雄哉・茂木健一郎)より、
酒井 回峰行で山の中に入って一人で歩いていると、すっきりして、無心になるというのかな。
 やっぱり無心っていうのは、一つのことに集中していったその先のところにあるんじゃないかと思うがな。歩くなら歩くことに集中していれば、必ず何か見つけることができるんじゃないかな。
 何も考えない“無心”になれる時があるといいのでしょう。
 でも、「考えないようにしよう」と思っても、それを続けるのはすごく難しいでしょう。つい何か考えてしまうのではないでしょうか。
 そこで何かに集中することで、他のことを考えない(忘れられる/とらわれから放れなれる)ことができるといいのでしょう。
 また、心に苦しみや悩みのない状態でもある“無心”になれるといいのでしょう。そのためには、物事にこだわらないとらわれないことができるといいのだと思います。

 その具体的な方法の一つが「歩く」こと。
 丁寧に歩いてみると、いろんなことに気付くことができるそうです。
 無心になって歩き続けると、自分の心の中に何か大切なものが見つかるのかもしれません。

 幸せに生きる上で大切な知恵は、いくら頭で考えてもわかるものではなく、何かをしている最中に心が見つけることが多いのではないかと思います(その知恵は、難しいものではなく、誰もが知っている単純なこと)。

 一つのことを無心にやることで、不幸を忘れるとともに、幸せになる知恵を見つけられるようになるといいのではないでしょうか。



   

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幸せはすべて脳の中にある』酒井雄哉・茂木健一郎

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