読書日記

  いろんなことに気付く

 『幸せはすべて脳の中にある』(酒井雄哉・茂木健一郎)より、
酒井 動くと視野が広がるでしょう。歩いているうちに、「あ、こんなとこにこんなものがあった。気が付かなかったな」というように、いろいろなことを発見するわけです。
 何もかも嫌になっちゃったなと思ったときでも、ちょいと一回りすると、いろんなことに気付くもの。だんだん沈んでいるのがばかばかしくなる。
 歩くということは、目の前の景色が変わっていくということです。
 そこに目を向ければ、いろんなことに気づけるでしょう。気づくということは意識がそこにあるということで、嫌なことや悩ましいことや不幸なことから意識を逸らせることができる、つまり一時的にでも忘れられるということです。嫌なことを考えなければ、自ずと悪い気もちも小さくなっていくものです。
 目を向けたものからいい感じを受けることができれば、気もちも改善して、なおいいでしょう。

 歩く際に、小さな幸せ気づき幸せを感じられるようになれるといいでしょう。
 小さな幸せでもいろんな幸せをつなぐことで、幸福感を高め持続させることもできます。
 そういうハッピー・ウォーキングが習慣にになるといいでしょう。

 嫌なことから意識を引き離し、他に目を向けるためには、違うことを考えるのも一つの方法です。
 自分が幸せになれることを考えられると、なおいいのです。
 たとえば、自分の好きなもの(事・人・物)のこと、自分の夢について、愛する人について、人を幸せにすること、・・・このようなことを考えることに集中できれば、厭なことは考えなくてもすむ(忘れられる)のです。

 心が沈んでしまうのは、そういうことを考えているからです。
 他のこと(いい感じがすること)に意識を向けることが心の状態を改善するために役立つのです。
 それを実践しやすいのが「歩く」という方法なのだと思います。



   

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