読書日記

  解決できる問題に努力

 PHP5月号の特集は『くよくよしない人・前向きな人』。
 宮本延春さん(高校教諭・エッセイスト)は、
 人生に起こる様々なことは「努力して解決できるものごと」と「努力しても解決できないものごと」がある。
 悩むべきは後悔や怨みではなく、解決できる問題に対して、どのように努力していけばいいのか、その術だったのです。
 (今の)自分には解決できない問題もあります。すでに起こってしまった出来事を変えることはできません。人を変えることできない、と思ったほうがいいでしょう。
 解決できない問題で悩み苦しんだり、過去を後悔したり、人への怒りや怨みなどの悪感情を募らすようなことを考えていても、自分がつらいだけです。
 自分にはどうしようもない問題は「これは考えてもしかたがない」とあきらめたほうがいいのです。

 大事なのは自分に解決できそうな問題にどう対処するかでしょう。
 まずは、問題によって、じっくり考えるか、動いて解決を目指すかの方針を決められるといいでしょう。
 いずれにしても、最終的には具体的な努力をすることが肝心です。ただ考えているだけでは現実問題はすぐには解決しないでしょう。

 くよくよしやすいのは、解決できない問題を考え続けたり、考えても行動できなかったりする人が多いのではないでしょうか。
 問題解決に向けて具体的に行動しているのが前向きな人と言えるのでしょう。

 他にも、解決しなくてもいいような小さいことや、放っておいても自然解消するような問題などは、考えなくてもいいのだと思います。
 人生の中での問題をできるだけ考えない(問題化しない)ようにして、その分の時間とエネルギーを自分が幸せになれることに使えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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